Shimaya sauna
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秋こそ体臭に注意! サウナで体臭を改善する3つのポイント
2024.09.29
夏の暑い時期が終わり、湿度が低く過ごしやすい秋がやってきました。
汗くさい季節ともお別れ…と安心しがちですが、体臭の問題は秋も続きます。
「うわ…あの人ちょっと臭う。」と思われないためには、どのようなことに気をつけたら良いでしょうか。
サウナによる体臭予防を中心に、「秋~冬の体臭予防策」をまとめました。
体臭の原因を知ろう
体臭の原因は何種類かあります。すぐに改善できるものと、改善しにくいものを分けてみました。
すぐに改善できる「体臭の原因」
生活習慣(ケアが不十分)
入浴で身体を洗うのが不十分だったり、入浴後に身体の水分をよく拭きとらないと、皮膚に着いた汗や皮脂が原因で細菌が繁殖します。(臭いが発生)
洗濯の仕方が不十分で皮脂汚れが完全に落ちていなかったり、生乾きのまま収納するとやはり細菌が繁殖し、臭いの原因となります。
食生活
ニンニクやアルコールなどを摂取すると、「息がニンニク臭い」「酒臭い」など周りの人が臭いを感じます(ただしこれは一時的な現象です)。
一方で、肉類や脂質の多い食事を続けると、体内で分解される過程で体臭の原因となる成分が発生します。
ストレス
ストレスを感じると、交感神経が刺激されてアポクリン腺から汗が出ます。
アポクリン腺から出る汗は、分解された腺細胞を含み、タンパク質や脂質などを含みます。表皮にある常在菌がタンパク質や脂質を分解すると、体臭が発生します。
すぐに改善が難しい「体臭の原因」
下に挙げる「体臭の原因」は、短期間で改善したり、根本的な解決は難しいです。
入浴のときに丁寧に身体を洗うなど、対症療法が中心になります。
- 加齢臭、ミドル脂臭
- ホルモンバランスの乱れ
- 病気や体調不良
- 遺伝
汗単独では臭わない
汗の水分そのものは、実は臭いません。
皮膚の表面にいる常在菌がタンパク質(垢など)や脂(皮脂など)を分解するときに体臭が発生します。
汗の水分で常在菌が繁殖しやすくなると、自然と体臭も強まるため「汗を多くかく夏=体臭が起きやすい」と思われています。
ただ、汗は一年中でるため体臭は一年中発生しています。
汗は2種類ある
スエクリン腺から出る汗トレス
エクリン腺から出る汗はサラサラしています。
アポクリン腺から出る汗
アポクリン腺から出る汗はベタベタしています。分解された腺細胞の一部がタンパク質や脂質となって汗に含まれています。皮膚の表面にいる常在菌がタンパク質や脂質を分解すると臭いが発生します。
(体臭の原因になる汗と言えます)
サウナはなぜ体臭改善に効果があるの?
体臭で周りの人を不快にさせないためには、身体を正しく丁寧に洗うことが最も効果的です。その上でサウナを活用すると、更に効果的な体臭対策ができます。
1. エクリン腺を鍛え、「臭わない汗」をかくから
そもそも汗をかかなければ体臭の問題は解決するのでは…? と思いたいのですが、汗は活きる上で必要不可欠でゼロにはできません。(体温を調節するため)
ここで大切なのは、汗には2種類ある点です。前述した「エクリン腺から出る汗」「アポクリン腺から出る汗」がそれにあたりますが、現代の生活は「アポクリン腺から出る汗(臭う汗)」が出やすいのです。
クーラーで気温を調節できるため、「汗をかいて体温を下げる」必要が減った現代人は、汗腺の機能が衰えています。汗腺の働きが悪いと、アポクリン腺という部位から出る汗で、体温を下げようとします。(=「臭う汗」が多く出る)
そこで、サウナに入ることでエクリン腺を刺激し、サラサラの汗を出せるようになることが体臭予防につながります。
2. ストレスを減らし、アポクリン汗を減らすから
サウナに入るとリラックスし、ストレスが解消されます。これは体臭予防にも効果があります。
ストレスが減ると、アポクリン汗(臭う汗)の分泌が抑制され、結果的として体臭が減ります。また、ストレスが解消されることでホルモンバランスが整うため、ホルモンバランスの乱れが原因の体臭も減ると期待できます。
3. 血行促進で老廃物を排出するから
サウナで身体が温まると、血行が良くなります。
血管が拡張し血の流れが良くなるからですが、これにより新陳代謝も良くなります。その結果、体臭の原因となる老廃物がスムーズに排出されます。
体臭改善に効果的な、サウナの入り方
1. サウナに入る前、身体をしっかり洗う
「臭う」とよくいわれる場所を丁寧に洗います。脇の下、足の付け根、足の指の間、後頭部などは特に気をつけましょう。
2. 休憩を挟み、何度か入る
20分、30分…と長時間サウナに入るよりも、適度な時間でサウナを出て休憩を挟む方が効果的です。
サウナに入る時間は6分~12分、水風呂は30秒~2分、休憩は10分~15分が目安です。このサイクルを何回か繰り返すことで、サウナの効果を最大限にすることができます。
3. 水風呂に入る
サウナのあとに水風呂に入ることで、汗腺の機能が鍛えられて活発になります。これによりエクリン腺から出るサラサラ汗が多く出るようになり、体臭の予防や改善につながります。
4. サウナから出た後のケアも丁寧に
サウナから出た後はシャワーなどでしっかりと汗や皮脂を洗い流すのがポイントです。(体臭の原因となる細菌の繁殖を防ぎます)
保湿クリームやローションを塗り、スキンケアをするのも効果的です。皮膚のバリア機能が向上すれば、体臭を抑制する効果が期待できます。
サウナ以外の体臭予防策
体臭の原因は何種類かあり、サウナに入るだけでは完全に解決はできません。
下のようなことを行うと、より効果的に体臭を防げます。
制汗グッズを使う
適度な運動
ストレスを解消し、血行が良くなります。汗腺の機能も改善されるため、アポクリン汗(臭う汗)が減りエクリン汗(サラサラの汗)が増えると期待できます。
水分補給・バランス良い食生活
体内の老廃物を排出しやすくすることで、体臭を防ぎます。
体臭が最も問題になるのは夏ですが、それ以外の季節も体臭が発生しています。
現代はエアコンのお陰で汗をかかなくて済みますが、これが原因で汗腺の機能が衰えて「アポクリン汗(臭う汗)」が出がちになってしまっています。サウナでサラサラの汗(エクリン汗)をかくことで汗腺を鍛え、不快な体臭を改善することにつながります。
適切な時間、手順、マナーを守り、サウナを健康にも活かしましょう!