Shimaya sauna
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これを知れば安心! サウナの入り方・基本知識
2024.10.05
「サ活」「ととのう」などの単語が広く知られるほど、サウナがブームになっています。
サウナに入ってから出勤する方や、フィットネスジムでトレーニングをしたあとにサウナに入る方、休日にサウナ巡りをする方など、多くの方がさまざまな形でサウナを楽しんでいます。
一方、「ハマっているほどではないが、時々サウナを楽しむ」「サウナは気になっているが、あまり入ったことがない」などの、未経験の方やライトに楽しむ方も多くいます。
今回は、サウナ未経験・初心者の方に向けて「サウナに入る手順」「サウナの楽しみ方」「注意点・マナー」をまとめました。サウナルーム・サウナヒーターのディーラーとして、サウナを楽しむ方がもっと増えることを願っています!
サウナ初心者の人が、まず押さえたい3つのポイント
サウナ未経験の方や、サウナ初心者の方が押さえておきたいポイントは次の3つです。
- 水分補給が重要
- 暑さを我慢する必要はなし
- 流れ出た汗をきちんと吹く(または流す)
サウナでは汗をたくさんかくため水分補給が大切なことは、自然と想像できると思います。
サウナのマナーの中で、「汗」は予想以上に多くの方が気にしているようです。
(後述する『これはNG! サウナのマナーで知っておきたいこと』もご覧ください)
サウナの入り方 — 全体の流れ
サウナに入るときは、大きく分けると3つに分かれます。
- サウナに入る前(水分補給、身体を洗う)
- サウナに入る
- サウナを出る(水風呂、休憩)
基本のは入り方は、サウナ5~12分、水風呂30秒~2分、休憩5~10分ほどを1セットとし、2~3セット繰り返すのがベストと言われています。
ただし、サウナ初心者だと「暑いのが苦手」「水風呂はどうしても…」という方もいると思います。そういうときは無理せず、短時間で大丈夫です。
運動・飲酒とサウナ
スポーツジムにあるサウナに入る場合、運動後に入るのが良いです。時間に余裕があれば1時間ほどクールダウンしてから入ると最も良いと言われています。(運動前にサウナに入ると、体温が上昇した状態で運動することになり、身体に負担をかけてしまいます)
お酒を飲んだ後や体調が悪いときは、サウナは控えましょう。
アルコールは利尿作用があるためトイレに行きたくなり、脱水症状の原因になります。
サウナに入る前の準備、持ち物
持ち物(タオルは必須)
サウナの中で出た汗を拭くため、タオルは必須です。
スーパー銭湯などの温浴施設ではほぼ全員がタオルを持って入浴しますが、スポーツジムや宿泊施設だと「うっかりタオルを持たずに入ってしまった」ということもあり得ます。
他人の汗を気にする人も多いため、タオルを忘れないよう気をつけましょう。
しっかりと水分補給
サウナに入る前、脱衣所で十分に水分を補給しておきましょう。
身体を洗ってからサウナへ
サウナに入る前に身体を洗う理由は2つあります。
1つは、身体を先に温めておくことでサウナの効果を高めるためです。
40℃のくらいの湯に5分ほどつかり、体が冷えない程度に5分前後休憩してからサウナに入るのがおすすめです。
事前に身体を温めておくことで、サウナに入ったときに短時間で汗をかくことができます。
もう1つは、エチケットです。
身体を洗わずにいきなりサウナに入ったら、出てきた汗は汚れた身体を伝ってイスや床に落ちます。想像すると気持ち悪いですよね!
サウナに入る前、水滴を拭こう
身体を洗ったそのままの、濡れた身体でサウナに入るのはマナー違反です。(水滴がイスや床に落ちるため)サウナ入口の近くである程度水気を拭いてから入りましょう。
こんな状態のときは、サウナを待って!
体調が優れないときや疲れがひどいときは、サウナの利用は控えてください。無理すると、立ちくらみや脱水症状などのリスクが高くなります。(持病のある方、妊娠中の方、10歳以下のお子さんは、サウナをあまりおすすめできません)
食後すぐのサウナの利用は消化に良くないため、おすすめできません。食後は消化のために消化器官に血液が集まるのですが、サウナで血流が良くなると消化器官に集まるべき血液が全身に散ってしまいます。
食事のあとは、1〜2時間空けてからサウナに入ると良いです。
サウナでの過ごし方
目安は6~12分。短くてもOK
サウナに入る時間は、6~12分が目安です。長く入るほど健康効果が増すわけではありません。(サウナ→水風呂→休憩を繰り返すと、健康効果が高まります)
汗がダラダラと出始めたら、体がしっかり温まったタイミングです。
暑いのが苦手な初心者の方は、もっと短くても大丈夫です。無理をしないのが一番です。
サウナの中の上段は熱気が溜まり最も暑くなるため、サウナ初心者の方は下段や入口近くに座るのがおすすめです。
ドライサウナは乾燥対策を
湿度が低いドライサウナは、汗をかいても不快感が少ないことがメリットです。ただし、乾燥で髪が傷むリスクがあります。濡れタオルで髪を巻いて保湿すると、髪を保護できます。
タオルを敷いて座る
前に居た人が大量に汗をかき、汗の跡がわかるイスに座るのは嫌ですよね。
サウナ室のイスには直接座らず、タオルを敷いて座りましょう。サウナマットを敷いている施設や、イスに敷くためのバスタオルを貸し出している施設もあります。
イスに直接座らざるを得ないときは、サウナを出る時に自分の汗をタオルで処理すると次の人に配慮できます。
なお、タオルで場所取りをしたり、サウナの中でタオルを搾ったりする人もいますが、これはマナー違反です。
サウナの中では静かに!
友人同士のグループでサウナを利用すると、ついおしゃべりしたくなります。他の利用者がいるときは会話を控え、静かにサウナを楽しみましょう。
サウナを出たら、水風呂と外気浴をしよう!
水風呂は、汗を流してから
サウナを出たら水風呂に入ります。
サウナでかいた汗を流さずに水風呂に入ると、汗が水風呂に混じってしまいます。不快に感じる方も多いので、一旦汗を流してから水風呂に入りましょう。
水風呂に慣れていない人は、手足に水をかけて、心臓に遠いところからゆっくり冷たさに慣らしていきましょう。水風呂に入っている時間は30秒~2分程度でOKです。
手足に水をかけるだけでも効果あり
水風呂が苦手な方は、30秒ほど入るだけでも大丈夫です。
どうしても苦手な方は、水を手足にかけるだけでも効果が得られます。心臓に遠いところからかけましょう。
休憩してリラックスすると「ととのう」
サウナの暑い空間に6分ほどいるだけで、体力はかなり消耗されています。水分補給をして10分ほど休みましょう。
リラックスして気持ちが良くなった状態で、頭がスッキリ冴える様子は「整う(ととのう)」と言われています。
「ととのう」って、どういう状態?
サウナに関するニュースやSNSの投稿を見ると、「整う(ととのう)」という言葉がよくでてきます。
(身体の調子が)「整う」という意味で使われ始めたと言われています。
しっかりした定義はないのですが、「リラックス」「頭が冴える」「幸福感」などが混ざった感覚と言われることが多いです。
サウナ~水風呂~休憩の一連の流れにより、自律神経やホルモンのバランスが整えられることが原因と考えられています。
これはNG! サウナのマナーで知っておきたいこと
サウナに入ることが少ない方、または未経験の方は「知らずにうっかり」マナー違反をしてしまうことも考えられます。
サウナのマナーで難しいことはないのですが、「汗・水滴」「声」の2つについて気をつければ大丈夫です。
汗・水滴に注意しよう
サウナに入る前には身体を洗いますが、サウナ室に入る前に水滴を拭きます。
サウナ室のイスには直接座らず、タオルを敷いて座りましょう。直接座らざるを得ないときは、サウナを出る時に自分の汗をタオルで拭きます。
サウナを出たら、汗を流してから水風呂に入ります。
サウナの中では静かに過ごす
グループでサウナに入るとついおしゃべりしがちです。
1人でサウナを利用する方も「音」で気を付けるべき場面があります。咳やくしゃみが出るときは、タオルなどで口を覆いましょう。自分以外の人も含め、全員が快適にサウナを楽しめるように配慮できれば大丈夫です。
こうなったら危険! 脱水症状の初期の特徴
喉が乾いたときは、既に危ない
「喉が渇いた」と感じたときは、既に脱水状態が始まっています。そのまま我慢してサウナに入り続けずに、すぐに水分を補給しましょう。
コップ1杯の水をこまめに飲むのがポイントです。
汗が出始めたらサウナを出る
サウナ初心者の方は、脱水症状を起こすまで長時間サウナに入ることは少ないと思います。
サウナを出るおすすめのタイミングは「お、汗が出てきた」と感じたときです。この状態で身体は十分に温まっているので、水風呂に入り休憩しましょう。
サウナ初心者や未経験の方の中には「サウナは我慢するもの」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
サウナは「適切な時間(6~12分)」「サウナ・水風呂・休憩のサイクル」「水分補給」を守ることでリラックス効果や健康効果が得られます。
マナーを守りつつ、サウナを楽しみましょう!