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サウナのあと、水風呂が苦手… 水風呂に入れるようになる方法と、どうしても無理なときの代替策

2024.11.20

サウナで身体が温まったあと、水風呂に入って「ととのう」のが快感!という声をよく聞きます。
一方で、「水風呂は苦手…」という声もよく聞きます。(何年たっても苦手という方も)

この記事では水風呂がどうしても苦手だという方に向けて

  • 水風呂と同じような効果が得られる代替策
  • 水風呂に入れるようになった人がやったこと

をまとめました。

そもそも水風呂って何のために入るの?

サウナにあまり興味がない方の中には、せっかく身体を温めたのになぜ冷たい水の中に入るという「苦行」(笑)をするのか、疑問だという方もいます。
水風呂はいったい何のために入るのでしょうか? 次のような効果があるといわれています。

自律神経のバランスを整える
(メンタルが安定・睡眠の質が向上)

血流促進
(冷水で血管が収縮→水から出て拡張)

交感神経のバランスが整のう
(ととのいやすくなる・外気浴が気持ちいい)

しかし、「冷たい水に入ると心臓に悪いのでは?」と心配する方がいたり、水風呂に我慢して入るけれどやっぱり苦手…という方も多くいるのも事実です。
(こればかりは仕方ないと思います)

何年経っても苦手な人もいる

水風呂が苦手な方はサウナ初心者だけでしょうか?
SNSやブログを探すと、長い間サウナが好きな方の中にも「水風呂は苦手…」という方が多くいるようです。

サウナを愛して7年経つというのに、今でも水風呂に入る時は「いくぞぉおお」と気合を入れないと入れません。
(引用元:https://note.com/hamigakinote/n/nb524083bf73b)

「子供のころからずっと水風呂は苦手」
「(水風呂は) 一生無理」
「サウナは入るけれど、水風呂はパスしている」

など、苦手な方は苦手なようです。

無理に水風呂に入ると悪影響も

水風呂に入れないなんて、サウナ愛好者として失格ではないか? と思う必要はありません。

サウナメディア『SISU』によるアンケート調査によると、6割以上の人が水風呂に入らないという結果が出ています。(出典:https://kimoty.com/research-001/ )

サウナの本場フィンランドや、アメリカなどでも水風呂がないサウナ施設は多いそうで「水風呂は必須」ではないようです。

サウナで身体が温まり血行が良くなった状態で水風呂に入ると、血管が収縮して血圧が急激に上がるため、心臓に負担がかかるのは確かです。健康な方であれば問題ないレベルなのですが、心臓疾患がある方やお酒を飲んだ状態(普段よりも血行が良くなっている)にとって、サウナと水風呂の組み合わせはリスクになります。

水風呂は「なにがなんでも克服しないといけない」わけではありません。健康に問題がなく、ただ苦手なだけな方であっても「どうしても無理ならパスしてOK」です。

水風呂の代わりになる冷却方法

水風呂の目的は、身体を冷やすことです。ここでは水風呂の代わりになる「サウナ後の冷却方法」を挙げました。

水シャワーを浴びる

「水を浴びるだけでも無理!」という方にはおすすめできませんが、水シャワーであれば水と触れる量や時間が少なく済みます。(温度も調節できます)
例えば「手先や足先、頭だけなど一部に水をかける」「無理のない範囲で『冷たい』と感じる温度に調節する」などの工夫ができます。

水に濡らしたタオルを身体にかける

水で濡らした冷たいタオルを身体にかけるだけでも冷却効果を味わえます。水タオルを固く絞れば、肩にかけても大丈夫な方も多くいそうです。

外気浴をする

水シャワー・水タオルどちらも無理という方は、外気浴をするだけでも十分な冷却効果を得られます。サウナから出て10分ほどいるだけでも、かなりの効果があります。

水風呂に入れるようになった人がやったこと

さて、水風呂を「克服」した方はどのようなことをしたのでしょうか?
体験者による情報をまとめました。

完全に温まる

水風呂が苦手と話す方の「サウナの入り方」を聞くと、短時間であることがあります。
( 全員が短時間ではありません )
短時間しかサウナに入っていないと、顔は熱いと感じても、体の芯までは温まっていません。この状態で水風呂に入ると、とても冷たく感じてしまいます。

  • 汗をかくとき、なかなか汗が出ないところから汗が出くるまで待つ
  • いつもより1分~2分長くサウナに入る

など、
身体の芯まで温まることで「水風呂=冷たい」という感覚を抜けられることがあります。
(もちろん、無理のない範囲で)

手を水風呂に浸さない

手先は毛細血管が集まっていて非常に冷えやすいです。水風呂に入るときに手首から上は水から出すことで「冷えるスピード」を和らげることができます。

息を吐き、リラックス

「苦手な水風呂だけど、我慢!」と思って息を止めて入ることが、苦手意識の原因になっていることも多いそうです。
(また、息を止めたままだと心臓への負担が増えるといわれています)

息を吐くと横隔膜が上がり、腹部から押し出される血液の量が減ります。その分心臓への負担がかかりにくくなるため、息を止めるよりも楽に入ることができます。
( ちょっとした違いですが、試す価値は大きいです! )

「水風呂を楽しめてこそサウナ愛好者(サウナー)」というわけではありません。

6割の人が水風呂に入らないという調査結果がありますし、サウナの本場であるフィンランドには水風呂がない施設も多く、「外気浴で身体を冷やしてととのう」というスタイルも一般的です。

水風呂が苦手だったけれど入れるようになった人の話では、「サウナで十分に身体を温めたら、『水風呂に入りたい』という気持ちが自然と湧いてきた」という例が多くあります。

我慢して挑戦し続けるのではなく、身体の芯までしっかりと温まることが水風呂に入れるようになる近道かもしれません。