Shimaya sauna
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ホームサウナの勧め方 ~住宅工務店・ハウスメーカーの方が、お客様に提案するポイント~
2025.01.21
注文住宅の相談を受ける建築事務所や工務店の皆様、ハウスメーカーの皆様。
「せっかく家を建てるんだから、サウナを設置したい」
という相談を受けることはありませんか?
お客様の気持ちが既に固まっており、ご家族の中でも合意ができていれば大きな問題はないと思います。
問題は、そうではない場合です。
例えば…
● ご夫婦のうち片方はサウナを設置したいが、もう片方は反対している
● なんとなく「自宅にサウナがあったらいいな」と思うだけで、意思が明確ではない
この記事では、戸建て住宅を新しく建てる際にサウナの設置を検討しているお客様がいるとき、どのような会話や情報提供をすればサウナの設置が決まりやすいかを解説します。
商談や打ち合わせの際の参考になりましたら幸いです。
大前提 – 必要な説明がある
自宅を建築する際、サウナを設置したいお客様に対しては必ず説明しないといけないことがあります。
- 屋内に設置をする場合には、床の補強が必須
- 200Vの電源が必要になる
- 床の防水メンテナンスが10年に1度必要になる
また、据え置き型の場合は下の情報も説明することになります。
- 壁から10cmほど離す必要がある。
- 搬入口を確保する必要がある
- ベランダなど屋外に設置する場合は、劣化が早い
自宅用サウナの設置について、検討初期か確定済なのかに関わらず、上の情報をお伝えしておかないと後でトラブルが起きます。
「なんとなく、自宅サウナがあると良いなと思う」という段階の方に、いきなり説明をして意欲を削ぐ必要はありませんが、なるべく早い段階で説明するのをおすすめします。
自宅サウナの話は、どう聞き出せば良いか?
住宅を建てるとき、どのような設備を備えたいかを最初の打ち合わせの前で決めているお客様は少ないと思われます。
大半のお客様は「戸建てでの生活を明確にはイメージしておらず、希望もあいまい」または「どのような設備があるかすべては知らない」状態のため、新居での理想の生活をヒアリングしながら必要な設備を洗い出すことになると思います。
ヒアリングの際、次のようにことを質問すると「サウナを設置したい気持ちがあるかどうか?」を掘り出すことが楽になります。
- 趣味はなんですか?
- 休日によく行かれるところはありますか?
- 予算のことは一度脇に置き、あると良いなと思う設備をお聞きしても良いですか?
特に上2つの質問をした際、「サウナが好き」「スーパー銭湯によく行く」などの答えが返ってきた場合はもう少し深く質問するチャンスです。
例えば「ご自宅にサウナがあったら良いなと考えたことはありますか?」と聞いてみると、なんとなくでも自宅サウナを考えているお客様であれば前向きな返事をすると思います。
お客様が自宅にサウナを設置したい理由
サウナ好きな方が「自宅にもサウナを…」と思うようになる理由やきっかけは何でしょうか? よく挙げられるものをまとめました。
好きなときに入れる
自宅にサウナを設置する一番のメリットは、「好きなときにサウナに入れる」ことでしょう。
自宅にサウナを設置している方の声を集めると、次のようなときに「サウナが自宅にあって良かった!」と感じているようです。
- 早朝、起きてすぐのとき
- リモートワーク中や、休日の午後のちょっとした時間
- 就寝前
家族と一緒に入れる
サウナ施設・スーパー銭湯・温浴施設だと、家族全員でサウナを楽しむ機会がなかなかありません。(風呂に浸かるのでしたら、家族風呂があるのですが)
夫婦でサウナを楽しんだり、子供と一緒に家族全員でサウナを楽しむには、サウナを自宅に設置することが必要になります。(ある程度大きくなりますが)
自宅用サウナを設置するかは、即決はできない
「自宅用サウナを付けられたら良いんだけど…」という気持ちの方に、無理におすすめをしてもその場では決断できない方が多いと思います。
その理由は…
費用が高額だから
据え置き型・埋め込み型どちらを選ぶにしても、自宅用サウナを設置するには高額な費用がかかります。
家族の合意を得る必要があるから
夫婦そろって、または家族揃ってサウナが大好きということは相当珍しいです。夫のみ(または妻のみ)がサウナが好きで、自宅にサウナを作りたいという場合にすすめても「一度家族会議で話し合ってから…」と言われて即決には至らないと思われます。
自宅用サウナは勢いだけでは決められません。また、家族のうち1人だけの意向だけでは確定できません。
お客様にサウナを勧めたい側として、このような場合どのようなサポートができるかを次の段落にまとめました。
ホームサウナの設置を決められない理由を知り、対策を考えると効果的
お客様が自宅にサウナを設置したいと思っていても決心できない場合、いくつか理由が考えられます。よくある理由と、その対策を下にまとめました。
費用が高い
ホームサウナの価格がある程度するのは確かですが、同じような金額のもの(コト)と比較すると、「そんなものか(意外と高くない)」と考えが変わる方も多くいます。
例えば…
車
軽自動車の平均価格は100万円~200万円、普通車の平均価格は150万円~500万円といわれています。(これに加え、車両価格の1割~2割が「初期費用」として別途かかります)
海外旅行
ヨーロッパに1週間旅行しようとすると、相場は1人25万円~40万円といわれています。アメリカに4泊6日で旅行すると、同じく1人25万円~40万円かかるといわれています。(夫婦2人で行けば、50万円~80万円です)
新築住宅なら住宅ローンに組み込むことが可能!
新築時なら、初期費用を住宅ローン等に組み込むことで初期費用の支払いを分散することができます。新築の中で考えるとサウナの費用はごく一部なので、心理的にも抵抗なく導入できますね。
※ただし住宅ローンに組み込めるかは、各金融機関の審査基準によって異なるため、条件や制限を確認する必要があります。審査が通らない場合もあります。
工期が伸びる
お子さんの進学時期(または進級時期)の4月に合わせて転居したいというご家族は多くいます。
「サウナをつけることで工期が伸びる」という不安を抱える方には、実際の目安を説明すると「思っているよりも短い」と安心してもらえる可能性が高いです。
手入れが面倒
ホームサウナの日常的な手入れは、内部を拭くくらいです。自宅にサウナを設置するイメージがまだ明確でないお客様は「手入れが面倒かもしれない…」と思い込んでいる可能性もあります。
故障したときの対応
「自宅にサウナがあったらいいな」と何となく思う段階で、故障したときのことを心配する方はほとんどいません。しかし、サウナを設置する方向で打ち合わせが進むと、故障したときの対応の話はどこかで出てきます。
私たちが扱っているサウナを製造するハルビア社はフィンランドのメーカーですが、日本法人を設立してきめ細やかなメンテナンス体制を整えています。
ハルビア社のサウナ製品の販売・施工・メンテナンスは、ハルビア サウナディーラー 福岡中央が承ります。小さなことでもご相談ください。
サウナの設置が決まったあとにすること
ハルビア社のサウナについては、販売から施工、メンテナンスまで一貫してハルビア サウナディーラー 福岡中央が責任をもって対応しております。
- 興味があるだけの段階で、まだ確定していないお客様(自宅にサウナを設置したいが、そもそもどのような製品があるのか?)
- サウナの予算をある程度確保しており、どの製品にするか検討中のお客様
などお客様の状態はさまざまだと思いますが、
お客様がサウナになんとなく関心を示された段階で早めにご連絡をいただけますと、より幅広くサポートできます。
まとめ
「自宅にホームサウナを設置したい」と考えるお客様は、全員がサウナのことを積極的に話されるとは限りません。
趣味・休日によく行くところなど、お客様のライフスタイルを細かくヒアリングしていくと「サウナが好きで、できるなら自宅にサウナを作りたい」という隠れた願いを引き出すこともあります。
ホームサウナの金額は、決して安くはありません。お客様は「ホームサウナを設置できない理由」を探しがちですが、「できない理由」は単に不安な心が現れただけの場合もあります。丁寧な説明をすることでお客様が安心されれば、サウナの設置につながります。
ハルビア社のサウナは、販売から施工、メンテナンスまで一貫して私たちハルビア サウナディーラー 福岡中央が担当いたします。
サウナの設置が決まったあとでなくても「お客様がなんとなく自宅にサウナを作りたいようだ」とご連絡をいただければ、ショールーム―ご案内するなど具体的なサポートが可能です。お気軽にご連絡をいただければ幸いでございます。