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【工務店の皆様】 工務店がサウナを提案できるメリット ~住宅の着工件数が減る時代だからこそ、強みを作ろう~

2025.11.30

ハルビア サウナディーラー 福岡中央です。建築設計事務所や工務店の方にお話を聞くと、自宅用サウナを積極的に手がけるところは少ないようです。

しかし、日本国内のサウナ人口は1,648万人(一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所調べ。1年に1回以上サウナに入る人の数)。自宅にもサウナを設置したいと考える人はある程度存在してもよいはずです。

この記事では、注文住宅の設計・建築を請け負っている設計事務所や工務店の方に向けて「自宅用サウナを提案するメリット」を解説します。

ホームサウナを提案することによる単価アップなどのメリットが伝われば幸いです。

新築住宅の着工件数は減少傾向。限られたパイを奪い合う

住宅業界に限らずどの業界にも共通することですが、人口減により日本国内の市場規模は小さくなってきています。

また、建設材料費や人件費が年々上がり続けていることも「一軒家を建てたい」という人の気持ちに水を差しています。

注文住宅の着工件数は減少傾向

新築住宅は「建売り」「戸建て(持家)」と分類されて統計がとられていますが、2024年の注文住宅(持家)着工件数は約21.8万戸で、前年と比べて約2.8%減りました。(国土交通省の住宅着工統計。3年連続で減少)

全体として、2018年以降は減少傾向が続いています。今後も新築住宅の着工件数は全国的に減っていくと考えられます。

こだわりをアピールする会社が増えた

住宅市場が縮小することによって、建築事務所や工務店の中には「自社の強み」「こだわり」「技術力」を積極的にアピールするところが増えました。

インスタグラムやYouTubeなどのSNSを使い、施工例を動画に撮って投稿することで他社よりも有利なポジションを確保できます。

「動画を投稿する時間がない」とまだ取り組んでいない会社も多いですが、限られたパイを奪い合わざるを得ない状況では何かをしないと「他社に売上を奪われる」のも事実です。

明るい材料もあり。今後どうするかは自社の努力次第!

新築住宅の着工件数が減ることはあまりに大きな動きのためどうしようもないですが、細かく見ると希望もあります。大きな動きを3つまとめました。

(1) せっかく建てるならこだわりたいという人がいる

新築住宅の着工件数が減るとはいっても、家を建てたい人が0になるわけではありません。

住宅と同様に食品の値段も上がっていますが、「値段が上がるなら、量や回数を減らす代わりに質が良いものを」と考えるタイプの人たちが一定数います。(特別な記念日の食事は豪華にしたいと考えるのも同じタイプです)

「せっかく家を建てるなら、こだわりの設備を付けたい」と考えるこのタイプの人たちに選ばれれば、今後の住宅業界でも生き残れる可能性が大きいです。

(2) 意外なことに、富裕層は増えている

日本の人口は減ってきており、同時に平均年収も下降気味です。貧しい人だらけの国になってきているかというと、富裕層に関しては別の動きがあります。

野村総合研究所の調査(2025年発表)によると、金融資産が1億円以上(=不動産は除外。預貯金・株式・債権などのみの合計額)の富裕層は増加傾向にあります。

2019年…132万世帯、2021年…148万世帯、2023年…165万世帯と増えており、「住宅にお金をかけられる層」は実は増えています。(とはいえ人口では300万人弱で、決して多くはありません。しかし、予想より多いのではないでしょうか)

[ 出典 ]
【富裕層】日本に資産1億円以上の資産家はどれくらいいる?元銀行員が語る「お金が貯まる人・貯まらない人」の特徴3つ
https://news.yahoo.co.jp/articles/6151145297b91dadfda26c86e7aadc2825b2b629

(3) 住宅のリフォーム・リノベーションが増える

富裕層以外の人は、今後どのような動きをするのでしょうか?

人口減は避けようがないため、新築住宅の数は減ります。しかし、既存住宅のリフォームやリノベーションは今後増えると予想されます。

リフォームやリノベーションをする動機の多くは「不便だから」です。家全体を建て直すほどの予算はないものの、こだわりの設備を入れたいというニーズは存在します。

どの層に対しても「こだわりに応えられる」ことがポイント

上記1~3に共通することは、「こだわりを持つお客様が増える」という点です。

顧客全員がホームサウナを設置するとは限りませんが、「○○はできるか?」と聞かれたときにYesと答えられる対応力が求められるといえるでしょう。

また、お客様のほとんどは「うっすらとした願望 (潜在的なニーズ)」はあっても、口に出すことは多くありません。工務店側から提案・ヒアリングをすることで「実は○○を付けたいと思っていた!」とお客様が気づくことも多いのは実感されていると思います。

これからの時代は工務店の「技術力」「提案力」がますます求められることは確かです。

サウナを提案できることを活かしたブランディングの例

今まで見てきたように、市場全体は年々厳しい環境になると見込まれますが、「こだわりあるお客様への対応力」「お客様の願望を引き出すヒアリングや提案」を磨くことで活路を見出せる可能性もあります。

さて、サウナを提案できることはあくまで一つの武器です。
「サウナを付けたいから、御社を選んだ」という理由で工務店を決めるお客様は多くないのも事実です。

「サウナを提案できる強み」をどのように活かせば、「こだわりある住宅を建てるなら○○工務店 (設計事務所)」というブランディングに繋げられるでしょうか?
下にアイデアを挙げてみました。

「こだわり住宅」のブランディングにサウナを活かすなら

● 断熱性能が高い家を作り、サウナもその一つに含めて「身体が温まる家」を打ち出す

● 寝室の居住性を高め、サウナの健康効果(快眠)とセットで「快眠できる家」を打ち出す

● 書斎やワークスペースを間取りの中にうまく組み込み、「一人時間を楽しめる家」として、サウナもその一つして提案する

● 無垢材、漆喰の壁、換気システムなどとサウナをセットにして「健康に良い家」をアピールする

まとめ

住宅の着工件数が減る中、生き残るカギは「こだわりがあるお客様への対応」「まだぼんやりとしている『こだわり』を引き出せるコミュニケーション」といえます。

日本国内のサウナ人口は1,648万人おり、サウナを自宅に設置したいという「こだわり」がある方も一定数存在すると見込まれます。ただし、現状はホームサウナに関する情報は乏しく、「ネットをあちこち探して情報を集めた」という声が多く挙がっています。

「ハルビア サウナディーラー 福岡」はヒーター・サウナルームの販売・取付はもちろん、内装工事などゼロからサウナ空間の設計・施工もご相談を承ります。御社のパートナーとしてお客様の理想の住宅を実現できましたら幸いです。