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サウナの温度設定は何度がベスト? サウナの種類や、健康との関連を知ろう

2025.12.20

サウナで汗をかくとストレスが発散して気持ちがスッキリしますよね。

サウナの「ととのう」効果や、睡眠の質を高める効果も注目されていますが、「ベストなサウナの温度」はあまり話題になりません。

暑いのが平気な方もいれば、暑いのが苦手な方もいます。この記事では、様々なタイプの方に合わせた「ご自身に最適なサウナの温度」を解説します。

汗をかく温度は

サウナのような高温の空間でなくても、私たちは汗をかいています。

季節にもよりますが、春から夏に変わる頃は25℃でもジワっと汗をかきますし、30℃前後の環境で身体を動かせば多くの汗をかきます。

私たちの身体は体温を一定に保つように仕組みがあり、暑いときは平熱(36.5℃~37℃)に近づくように身体から汗が出ます。

ドライサウナとミストサウナの違い

スーパー銭湯などの温浴施設には、複数の種類のサウナがあるところがあります。

ドライサウナは80℃~100℃と高温で、サウナ室の内装は木がふんだんに使われている事が多いです。また、ミストサウナと比べて湿度が低く、湿度は10%~20%に保たれています。

ミストサウナは40℃~60℃とドライサウナより低温です。ドライサウナより湿度が高く、湿度は100%以上のところがほとんどです。

暑いのが苦手な方の中には、ミストサウナを選ぶ方もいらっしゃるかもしれません。
ミストサウナは「ドライサウナの低温バージョン」というわけではなく、効果が少し違います。
下に違いをまとめました。

ミストサウナドライサウナ
主な効果肌の保湿
呼吸器への負担軽減
リラックス効果
冷え性の改善
発汗促進によるデトックス
血行促進
自律神経の調整
疲労回復、ストレス軽減
メリット高温が苦手な人でも入りやすい
息苦しさが少ない
肌や髪が乾燥しにくい
長時間入りやすい
短時間でも大量に汗をかける
「ととのう」体験が得やすい
水風呂との相性が良い
代謝アップを実感しやすい
デメリット発汗量が少なく「サウナ感」が弱いと感じる人もいる
ととのう感覚を得にくい場合がある
温度が低いため爽快感は控えめ
乾燥しやすく、肌・喉に負担がかかる場合がある
高温のため初心者にはきついことがある
脱水症状に注意が必要

人間の限界 (熱いと感じる温度)

ドライサウナが苦手な方は、サウナに入っても1分間が限界という方もいらっしゃると思います。反面、サウナ好きな方の中には15分以上入っていても平気な方もいます。

サウナとは関係なく、自然環境の中では人間は気温50℃までは生きられるといわれています。

ただし、これは湿度が低くカラッとした気候での話です。同じ気温でもジメジメして湿度が高いと過ごしにくいですし、身体への負担も高まります。

研究結果によると湿度100%で31℃~35℃の状態だと、健康な人でも数時間以内に死亡してしまうそうです。

ここからわかることは、ミストサウナに長時間いるのは良くないということです。ミストサウナの湿度は100%で、温度は40℃~60℃です。

ドライサウナは暑すぎるから苦手…という理由でミストサウナを好む方も、長く居すぎると身体に負担がかかります。適度に休憩をとることが必要です。

得たい効果別、サウナの適温一覧

サウナで得られる健康効果のうち、どの効果には何度のサウナが良いか解説します。主にドライサウナ(80℃~100℃)とミストサウナ(40℃~60℃)に分かれます。
参考にしてくださいね。

ととのいたい

80℃~100℃のドライサウナが向いています。

ストレス発散・リラックス

80℃~100℃のドライサウナが向いています。

むくみを改善

80℃~100℃のドライサウナが向いています

疲労回復

40℃~60℃のミストサウナが向いています

代謝アップ

80℃~100℃のドライサウナも、40℃~60℃のミストサウナもどちらも効果があります。

睡眠の質を上げる (快眠)

80℃~100℃のドライサウナも、40℃~60℃のミストサウナもどちらも効果があります。

ドライサウナとミストサウナの効果は、上のように少し違います。

最も大きな違いは「乾燥しやすいかどうか?」です。ドライサウナは湿度が低いため、髪や肌がどうしても乾燥しやすくなります。保湿を重視する方にはミストサウナをおすすめします。

健康的にサウナを楽しむために (正しい入り方)

ドライサウナもミストサウナも身体に良い効果がありますが、間違った入り方をすると身体に大きな負担がかかってしまいます。この段落では、基本的な「サウナの正しい入り方」を説明します。

基本的なポイント
● 水分補給が重要
● 暑さを我慢する必要はなし
● 流れ出た汗をきちんと吹く(または流す)

1)しっかりと水分補給

サウナに入る前、脱衣所で十分に水分を補給しておきましょう。

2)目安は6~12分。短くてもOK

サウナに入る時間は、6~12分が目安です。長く入るほど健康効果が増すわけではありません。(サウナ→水風呂→休憩を繰り返すと、健康効果が高まります)
汗がダラダラと出始めたら、体がしっかり温まったタイミングです。

暑いのが苦手な初心者の方は、もっと短くても大丈夫です。無理をしないのが一番です。
サウナの中の上段は熱気が溜まり最も暑くなるため、サウナ初心者の方は下段や入口近くに座るのがおすすめです。

3)ドライサウナは乾燥対策を

湿度が低いドライサウナは、汗をかいても不快感が少ないことがメリットです。
ただし、乾燥で髪が傷むリスクがあります。濡れタオルで髪を巻いて保湿すると、髪を保護できます。

4)水風呂は、汗を流してから

サウナを出たら水風呂に入ります。2分ほど入れば十分です。

サウナでかいた汗を流さずに水風呂に入ると、汗が水風呂に混じってしまいます。
不快に感じる方も多いので、一旦汗を流してから水風呂に入りましょう。

水風呂に慣れていない人は、手足に水をかけて、心臓に遠いところからゆっくり冷たさに慣らしていきましょう。
水風呂に入っている時間は30秒~2分程度でOKです。

5)手足に水をかけるだけでも効果あり

水風呂が苦手な方は、30秒ほど入るだけでも大丈夫です。
どうしても苦手な方は、水を手足にかけるだけでも効果が得られます。心臓に遠いところからかけましょう。

サウナ初心者の方は、脱水症状に注意
「喉が渇いた」と感じたときは、既に脱水状態が始まっています。汗が出てきたと感じたら身体は十分に温まっているので、水風呂に入り休憩しましょう。

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