Shimaya sauna
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グランピング施設にサウナを導入する前に知っておきたいこと 費用・法規制・選び方
2026.03.31
ハルビア サウナディーラー 福岡中央です。コロナ禍で「密にならないレジャーアクティビティ」としてキャンプなどのアウトドア活動が注目されました。
キャンプの一形態である「グランピング」は、今までキャンプをした経験が無かった層に「気軽にアウトドア体験ができる」と注目され、グランピング単独で1つのジャンルが成立するほどに拡大しました。
(2026年現在、全国に1,000件以上のグランピング施設があるといわれています)
グランピング施設のウリは「豪華さ・非日常感・簡単さ」です。
施設の魅力を増すために、サウナを導入するグランピング施設はコロナ後に増え、現在では200~300ヶ所のグランピング施設がサウナを備えていると推計されます。
この記事では、サウナを導入していないグランピング施設の運営者様を対象に
● どのようなサウナを導入するのが良いか?
● サウナを導入する費用
● サウナを導入する際、知っておくべきこと
(法規制や安全対策)
などについて必要な情報をまとめました。施設の魅力を高め、集客に力を入れたい方の参考になりましたら幸いです。

プライベート志向か、共用&体験志向に分かれる
サウナを設置するグランピング施設では、「プライベートサウナ (客室ごと)」か「共用サウナ」の2つの傾向があります。
その1… プライベートサウナ
グランピング施設全体の傾向を述べると、各客室に専用サウナを設ける「プライベート志向」が主流となっています。
【プライベートサウナのメリット】
● 他の利用客を意識しなくて済む
● 好きなタイミングでサウナを利用できる
【プライベートサウナの導入例】
埼玉県の秩父地方にある「秩父別邸 木叢-komura-」では、全室スイート仕様でプライベートプール・サウナ付きの「ラグジュアリーヴィラ」が好評です。「アロマロウリュも可能な専用サウナは誰にも気兼ねすることなくお好きな時間に何度でもご利用いただけます。」
(施設による紹介文)
https://www.chichibu-privatevilla-komura.com/
【プライベートサウナのデメリット】
施設全体で1ヶ所のサウナ (共用サウナ) を設置するのと比べると、導入費用・維持費ともに高くなります。また、各客室に設置スペースを設けられるかがポイントになります。
今後新設する施設は計画段階で調整できますが、既存の施設で「サウナ付き客室」に改装する場合は「設置スペースの有無」「導入コストや維持費を踏まえた料金体系」を考える必要があります。
その2… 共用サウナ
共用サウナを設置する場合、「各客室に設置できないから、やむを得ず共用」という理由ではなく、共用にするメリットを活かしています。
【共用サウナを設ける施設の特徴】
共用サウナを設置するグランピング施設の共通点を探すと
● 敷地が広い
● 景色が良い
などの強みを備えていることが多いです。
海、森、湖など魅力的な景色を一望できる場所に大型のサウナを設置し、「小型のサウナでは味わえない魅力的な体験」を提供しています。
【魅力的な共有サウナの導入例】
兵庫県の淡路島にある「カリコリゾート淡路島」では、海を眺められる場所にサウナを設置し、「オーシャンビューを満喫できる」非日常感をアピールポイントにしています。
「敷地内には、グランピング施設では珍しい大浴場や岩盤浴、フィットネスを備えたスパ&ロウリュサウナ付きスパ施設「雁子の湯」を併設され、無料で楽しめるオールインクルーシブサービスが充実している。」
( マリンレジャーメディア Kazi 取材記事 )
出典: https://www.kazi-online.com/articles/awaji_kariko
【プライベートサウナにない強みが必要】
共用サウナは、プライベートサウナと比べると「好きな時に入れるか」という点で不利です。
前述のカリコリゾート淡路島では
・大浴場
・フィットネス施設を併設
・ロウリュができる
など
共用施設 (=大型施設) でないと実現できない工夫がなされ、
同時に
・淡路島産の食材をふんだんに取り入れた、シェフ特製グランピングBBQ
・ペット可能
・追加料金なし、すべて価格に含まれるオールインクルーシブ制
など
「宿泊体験」全体の価値を高める工夫がされています。

費用
グランピング施設にサウナを設置する場合、どれくらいの費用がかかるでしょうか?
3つのパターンに分けて解説します。
客室ごとにサウナを設置する
客室専用サウナを設置する場合、ボックス型のサウナは200~400万円で設置できます。(工事費を含む)
ただし、ボックス型では風情がないという理由で「ビルトイン型 (オーダーメイドの設計)」にすると、費用は大幅に増加します。
設計費や工事費用が大半を占めますが、ビルトイン型は250万円~500万円するといわれています。
共有サウナとしてバレルサウナを設置
6名~8名入れるバレルサウナを設置する場合、400万円~600万円が相場といわれています。(工事費を含む)
バレルサウナの場合、地面の整地がポイントです。6名以上の大型モデルは重量があるため、整地費用が最低でも30万円はかかると考えた方が良いでしょう。
大浴場にサウナを増設する場合
サウナの規模にもよりますが、1,000万円以上するといわれています。
例えば、下のような内訳が考えられます。
・大型サウナ室の建築・断熱工事: 500万円〜
・業務用大型ストーブ(複数台): 150万円〜
・水風呂・シャワー設備(給排水・ろ過装置): 300万円〜
・内装・ととのいスペースの造作: 200万円〜
客室の数によっては、客室備え付け型にした方が費用を抑えられることがあるかもしれません。

法規制や制限に注意
グランピング施設にサウナを設置する場合、関係する法律に適合する必要があります。
「こんな事も考えないといけないのか!?」と驚く内容もあるかもしれません。
消防法 (火災予防)
サウナは高温のストーブで室内を温めるため、火災の危険があります。
「多量の火気を使用する設備」とみなされるため、火災予防条例に基づき消防署への届出が必要です。
また、既存施設にサウナを導入する場合は、火災予防の観点で消火器や自動火災報知設備の追加設置・位置の変更が必要になる場合があります。
(サウナの規模によります)
建築確認申請
サウナ施設を新設する場合や、バレルサウナを屋外に設置する場合は「建築物を設置する」とみなされ、建築基準法に合っているか建築確認申請をすることになります。
[ 補足 ]
床面積が10㎡を超えるサウナを新設・増築する場合や、防火地域・準防火地域に設置する場合は、事前の建築確認申請が必要です。
運用面での注意 (日帰り客の受け入れ)
グランピング施設のサウナを、宿泊客以外にも開放するか? (日帰り客を受け入れるか?) により、公衆浴場法や旅館業法が関係してきます。
● 日帰り客を受け入れる場合
公衆浴場法に基づき、保健所から「その他の公衆浴場」として許可を受ける必要があります。
混浴の制限は注意すべき点です。
原則として男女別にする必要がありますが、近年は水着着用を条件に混浴(共用サウナ)を認める緩和事例も増えています。
(自治体ごとに判断は分かれます)
● 日帰り客を受け入れない場合
開業済で旅館業許可を得ている施設であれば、公衆浴場法の許可は不要なケースが多いです。
(サウナは「客室の付帯設備」とみなされるため)
ただし、設備の追加に伴う「旅館業の変更届」が必要になります。
ハルビアは各種サウナに対応
サウナヒーターで世界No.1のシェアを誇るハルビア社は、
・ボックス型の小型据え置き型サウナ
・屋外に設置するバレルサウナ
・カスタムメイド (オーダーメイド) のサウナ
など各種製品を取り扱っています。
株式会社HARVIA JAPANのwebサイトにて、施設への設置事例を紹介しております。
ご覧下さいませ。
https://harvia.jp/case/category/facility/

まとめ
グランピング施設はコロナを機に急増し、「気軽に非日常を楽しめるアウトドア体験施設」として各地に開業が続いています。
グランピング施設でのサウナ導入例は、各客室に専用のサウナを設置する「プライベート型」が主流です。ただし、大型の共用サウナと特別な体験をセットにして、「ここでしか味わえない体験」としてアピールする施設も多いです。
サウナを設置するには、各種法律を遵守した上で工事計画を立てることが必要になります。
検討段階で構いませんので、私たちハルビア サウナディーラー 福岡にお気軽にご相談ください。
「ハルビア サウナディーラー 福岡」はヒーター・サウナルームの販売、取付はもちろん、内装工事などゼロからサウナ空間の設計・施工もご相談を承ります。お気軽にお問い合わせください。