Shimaya sauna
ブログ
よく眠れる人は、サウナにいつ入っている? ~不眠対策にサウナを活用~
2024.12.22
サウナによく入る方にサウナの効果を聞くと、「疲れがとれる」「ストレス解消」「スッキリする」などのほかに「よく眠れる」という答えが返ってきます。
サウナは健康によいといわれますが、睡眠の質を上げたり、不眠に悩む方にも役立つのでしょうか?
この記事ではサウナと睡眠の関係をまとめました。
快眠するのにサウナが良い理由
サウナに入るとぐっすり眠れるようになる理由は、サウナが身体の調子を整えて「質のよい睡眠ができる状態」にしてくれるからです。
主に3つの理由があります。
自律神経を整える
私たちは「口を動かそう (食事のとき)」「右足を上げよう (階段を上る時)」というように、自分の意思で身体を動かしています。
しかし、それ以外に私たちが意識しなくても身体が勝手に動いてくれる場合があります。
例えば心臓や肺などは、常に「心臓を動かそう」「呼吸をしよう」と思わなくても勝手に自然と動いてくれます。この「身体を自然と動かす (調節する)」のが自律神経です。
自律神経には2種類あり、どちらも大切です。
● 交感神経
身体のテンションを上げます。体内の活動を活発にさせる効果があります。
(緊張すると脈拍が増えるのは、交感神経によるものです)
● 副交感神経
身体をリラックスさせます。体内の活動を落ち着かせる効果があります。
(睡眠中は脈拍や呼吸が穏やかになるには、副交感神経が働いているからです)
私たちが眠るときは、副交感神経に働いてもらって身体をリラックスさせる必要があります。
しかし、現代社会は自律神経を使う場面が多く、どうしても身体が「活発」「興奮」「緊張」しがちでリラックスから遠ざかってしまいます。
(仕事などで長時間ストレスを感じていると、ピンチに対応するため身体は緊張状態を長く保ちます。夜遅くまでゲームをしていると、身体は興奮状態のままです)
サウナに入ると身体が温まり血行が良くなります。また、無心になることができ心配事を考えずに済みます。このような環境が心と身体をリラックスさせ、副交感神経がきちんと働くように導いてくれます。これが「サウナが自律神経を整え、快眠体質に導く理由」です。
サウナで身体を温めるだけでも大きなリラックス効果を得られますが、その後に水風呂に入って身体を驚かせて交感神経を刺激すると「自律神経のバランス」を整えられ、さらに睡眠の質を上げられます。
深部体温が上がる
冬の寒い時は手先が冷たくなりますが、胃や心臓など内臓の温度は高く保たれています。
私たちがぐっすり眠るためには、この「胃や心臓など、身体の深部の体温」がカギになります。
人間が眠気を感じるスイッチはいくつかあるのですが、その一つに「身体の深部の体温が下がる」ということが挙げられます。
深部体温が少し下がれば少し眠くなり、大きく下がれば眠気が強くなります。これを不眠対策に活かすとすれば、「何かの方法で深部体温を一度大きく上げれば、冷める課程で眠気が生まれる」ということになります。
サウナは深部体温を上げるのにぴったりです。室温よりもはるかに高い温度の空間にいることで体温が上がりますし、温かくなった血液が内臓まで巡ることで身体の深部まで温めます。
セロトニンが分泌される
「幸せホルモン」「うつ病のカギを握る」と言われるセロトニンは、睡眠に導くホルモンでもあります。
セロトニンが分泌されやすくなるには、ストレスが無くリラックスした状態であることがポイントです。
サウナでリラックスすることにより、セロトニンが分泌されやすい状態を作れます。
なお、セロトニンは「朝、日光を浴びる」「身体を動かす」「健康的な食生活をする」など、他の方法でも増やすことができます。
不眠で悩む方は、いつサウナに入るのが効果的?
夕食後が効果的。寝る1~2時間前だとベスト
睡眠の質を改善したい方にオススメするのが、寝る1時間前~2時間前のサウナです。
これには2つの理由があります。
● 夕食前でなく、夕食後がポイント
食事をしたあと、私たちの胃や腸は活発に活動して食べ物を消化・吸収しようと頑張ります。
安眠したいという観点で考えると、身体の活動をできるだけ少なくするのがベストのため、胃や腸もできれば休んで欲しいところです。
寝る1時間前や2時間前であれば、夕食を済ませている方が大半だと思います。
「夕食と就寝時間の間をなるべく長くする」目的で、サウナは夕食後(寝る1時間前~2時間前)を勧めます。
● 深部体温をタイミング良く上げられる
身体の内部(内臓)の体温が下がると眠気が出てきます。せっかくサウナで深部体温を一度上げてそれから下げるなら、「眠りたい時」にタイミングを合わせると安眠効果を得られると思います。
深部体温は、サウナから出て1時間~2時間過ぎた頃から下がってきます。サウナから出てすぐには眠気は出てこないため、眠りたい時間の1時間前~2時間前に入るのをおすすめします。
その他、睡眠の質を上げるサウナの入り方
特別気を付けることはあまりないのですが、一般的な「サウナに入るときに気を付けること」を心がければ大丈夫です。
水分補給が足りないと身体に負担がかかり、睡眠を邪魔してしまいます。その意味でもサウナに入る前は十分に水分を摂るようにしましょう。
ホームサウナならいつでも入れる!
サウナに定期的に通っている方なら、サウナの効果を何かしら感じていると思います。
ただ、毎日サウナに入ったり、好きなタイミングでサウナに入るのは難しいですよね。
ホームサウナを設置すれば、「毎日」「好きなタイミングで」サウナに入れます。この記事のように睡眠の質を上げるのために「寝る1時間前~2時間前」に入ることも可能です。
ホームサウナについては、他の記事でご紹介しています。
下の記事もよかったらご覧くださいね。
サウナ好きな方でしたら、サウナが健康に良いことを実感していると思います。今回はサウナの睡眠の関係を取り上げました。
サウナが睡眠の質を上げる理由は、主に3つ挙げられます。
● 自律神経を整える
● 深部体温が上がる
● セロトニンが分泌される
不眠で悩む方や、快眠したい方は、眠りたい時間の1時間前~2時間前にサウナに入ると効果を実感しやすくなります。
この記事を読み、サウナを健康のために活用する方が増えたら嬉しいです。